なぜ美容師してるんだろう?

こんにちは

実は、いつも、Googleを検索してて思う
のですが、AIって、私の心の中を見透かしてる、なんてね。

何故か、グッドなタイミングで、なんとなく、興味をそそられる記事がアップしてるんですよね。

最近閲覧したなかで印象に残っているのは、どんな仕事でも、意義を感じないと、粘り強く続けることは困難らしいというものだった。

人の役に立ちたいという思いと、対象に対する情熱と興味がやり抜く力になるらしい。

なんだか、恋愛や結婚生活と一緒だなぁ。😅

例えば、レンガ積みの仕事をしている人に聞いたとする。

1人は(レンガを積んでいる)と答える
2人目は(教会を作っている)と答える
3人目は(歴史に残る大聖堂を作っている)と答える

この3人のうち、おそらく、1番仕事に意義を感じているのは、3人目の人だろう。

こういえば、とても重要な大仕事をしているように思える。

1人目はレンガ積みは、単なる仕事で、呼吸や睡眠のように生きるために必要なこと。

2人目にとっては、いわゆるキャリア。もっといい仕事に移るためのステップ。

3人目にとっては、レンガ積みは天職を意味し、人生においても、最も大切なものの一つだと感じていることを示唆しているのだろう。
そこで、自分も考えてみた。

なぜ、私は美容師を続けているのだろう。

この道を選択した動機なんていうのは、よくある憧れと、それこそ、単純に手に職が欲しかったから。

この時点では、私は1人目の人だ。

しかし、生活の糧のためなら、正直、別の仕事をした方が余程、効率的だ。

何度ももうやめようと思ってきたものだ。

そういう感情を繰り返しながら、40年続けてきた。

この歳になってしまい、当の昔に独立してしまった自分に今更、キャリアアップもないもんだ。

では、何がこの私に継続させているんだろう。

20年くらい前かな?まだ、サロンに勤務していた頃、朝礼で上司に美容師をやっていて1番うれしい時はどんな時ですかと聞かれたことがあります。

若いスタッフさんたちは、一生懸命、気の利いた回答をしていたが、私はその時、こう答えた記憶がある。

「お客様が仕上げたスタイルを気に入ってくれて、笑顔でお帰りになる時です」

こう答えた記憶があります。

適当に言ったつもりはなく、考えて、自分が美容師やっててよかったと心底思うのは、この時だと思ったからです。

どんな仕事でも楽しいことばかりではないですよね。20年くらい続けている美容師が、そう答えるしか思い浮かばなかったのです。

周りは若いスタッフさんばかりでしたので、模範解答のような評価を受けましたが、どうなんでしょうね。

今はどうかというとお客様に喜んでいただくのは、当たり前で、そうできなかった時は、自分は美容師のクズなんだろうと思っています。

しかしながら、今はお客様の笑顔を見たいだけのモチベーションではないような気がします。

逆にそれだけでは、モチベーションなんて維持できてないのではないかと思っています。

歳をとって、少し弱くなったのかなとも思いますが、きっと、人の役に立たなければと思いながらも実は、自分自身が、お客様にパワーをいただいているのではないかとさえ思っています。

例えば、逆にお客様を満足させられなかったような時や、長く通ってくださっていたお客様が来店されなくなったりしたら悲しくなるのですが、そんな時はやはり、継続して来店してくださるお客様に救われます。

他の仕事をしていれば、あまり、接点のないような方達と奇跡的にコミュニケーション取れるなんて、幸せなことです。

職が違えばおそらく、お友達にはなれないだろう同世代の方々。

自分の母親世代の方。

自分の子供と同世代のお嬢様達。

本当にお会いできてラッキーですね。

あまり親孝行しないうちに両親が他界し、私には娘がいませんからね、よそのお嬢様達の華やかさに触れられるのはとてもありがたい。

お客様達のお役にはあまり立ててないかもだけど、答えのないような、この仕事を1日でも長く続けたいなとこの頃は思うようになりました。

私は大義名分は必要ないようです。

こんなに長く続けてしまったので、もう辞められなくなってるのですね。

お客様達に嫌われないために、毎日精進しないといけませんね。

長すぎる投稿、申し訳ありません。